「黄斑前膜」手術日記

黄斑前膜を発症して手術、その後の経過を過去に遡って書いていきます。同じ病気でお悩みの方のご参考になればと思います。

黄斑変性じゃなくて黄斑前膜!

そうして、半年毎の経過観察を何回か続けた後、初めて「黄斑変性」が大変な病気だと気が付きました。会社の先輩に「知人に黄斑変性の人がいるけど、ひどくなると大変だよ。街で会った時にその人は顔を30cm位まで近づけないと僕の事がわからなかったんだよ。」と言う話を聞いたからです。えっ!そんな大変な病気なんだっ!!!さすがに調べました。やばいやばいやばい。ネットで見ると「黄斑変性になったら、まず禁煙」となっていたため即、禁煙しました。目が見えなくなることを考えると、禁煙なんてなんてことはありませんでした。それから何カ月か経ち定期の経過観察です。いつもの検査を行い。問診です。

「先生、私の黄斑変性はどうなんでしょうか?」

「えっ、黄斑変性じゃなくて黄斑前膜ですよ。」

「黄斑変性じゃないんですか?」

「黄斑変性だったら大変ですよ〜。」

「えっ、そうなんだ。」

「そうですよ。」

少し嬉しくなったものの、複雑な気分でした。でも気を取り直して訊きました。

「あの、悪化させないために普段の生活で気をつける事ってありませんか?例えばタバコとか、、、」

「いえ、特にありませんね。逆に(病気が)進んで、膜がぼろっと落ちることもありますから」

そうなんだ・・・。じゃあ、禁煙してたのは逆効果だったのかな。病院を出ると開いた瞳孔で眩しいなか、タバコを買いに行き喫煙所を探しタバコを吸いました。